2024名大【文系数学】解答速報
2024名古屋大学の文系数学の解説・解答・講評をお届けします!
理系数学については↓の記事をご覧くださいm(_ _)m
1
問題
考え方
(1)は、1解 \(x=5\) を見つけて、組み立て除法で因数分解するだけ。1解を見つけるときは、\(\displaystyle\frac{定数項の約数}{最高次の係数の約数}\) で探す、という基本を守りましょう。この意味が分からない人は…
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残りの2次方程式は虚数解を持つため、結局実数解は \(x=5\) のみです。判別式の設定とかメンドいので、解答では平方完成で論証しています。
(2)は、対称式処理の公式
\[p^3+q^3=(p+q)^3-3pq(p+q)\]
で計算するだけ。
(3)は、
\(\displaystyle\frac{1}{p}+\displaystyle\frac{1}{q}=1\) が \(p+q=pq\) であることに気づく
↓
(2)が使えて、\(p^3+q^3=50\) を \(X\) に書き換えると(1)の形の3次方程式が登場
ってだけ。
分かりやすすぎる誘導が付いた問題なので、絶対に完答したい。計算ミスにだけ気を付けてください。
解答
2
問題
考え方
グラフの問題ですが、作図は一切いりません。
(1)は、頂点を求めるだけ。
(2)は、
直線OPを立式して\(C\) と連立
↓
絶対Pの \(x\) 座標を解に持つことを意識して2次方程式を解く
↓
2解を一致させない条件を解答
するだけです。
(3)もひたすら2点間距離の公式で計算すれば、キレイに \(X\) で表せます。展開前に書き換える部分、展開後に書き換える部分を冷静に見極めて計算しましょう。最後は \(X\) の不等式を解き、結果を \(t\) の不等式に書き換えて解くだけです。
1に引き続き、誘導が親切なので時間をかけてでも完答したい問題。やはり計算ミスにだけ気を付けましょう。
解答
3
問題
考え方
去年2023と同様に、最後が確率で難し目です。
(1)はヒントなんで、秒で終わります。表が \(n-r\) 回、裏が \(r\) 回であることから、\(a_n\) を \(n\:,\:r\) で表すだけ。解答のように、この段階で「得点が発生するのは裏が2回のときだけ」というのを把握しておきましょう。
(2)はそれを意識して計算するだけ。得点が25点となるときは、しょせん全部で4回なんで、裏が2回の場合6通りを全て書き出せば良いでしょう。
(2)までで及第点だと思います。
9回中で裏が2回の場合は全部で \({}_9\textrm{C}_2=36\) 通りあります。全部書き出すのも不可能ではないんですが、各場合で足し算がたくさん発生するので絶対ミスるでしょってゆ~(笑)僕も効率的な方法は思い浮かばなかったので、
1回目の裏が \(k\) 回目、2回目の裏が \(l\) 回目と設定
↓
等差数列の和の公式を3回使い、得点を \(k\:,\:l\) で表す
という、「n回試行の確率」の手法で強引に解いてしまいました、9回なのに…
等差数列の和の公式の「項数」の判定で、僕はかなり混乱させて頂きました(笑)計算ミスも発生しやすいので、下手にこの問題を攻めるよりは、1とか2の計算確認に時間を充てた方がいいと思います。
解答
講評
昨年2023の解説記事も作成しましたが↓
これと比べると…
解答方式 | 試験時間 | 大問数 | 難易度 |
---|---|---|---|
記述式 | 90分 | 3問 | やや易化 |
でしょう。最後3の確率の問題は、去年の確率の問題より難しく感じました。ただ、1と2が去年より大分カンタンな問題だったので。
3(3)以外をどれだけミスなくとれるかの勝負!
だったんではないでしょうか?解説中でも言ってきた通り、下手に3(3)に時間を使うよりも、1や2の計算ミスの確認に時間を充てた方が良かったかと思います。合格者のほとんどは1と2はほぼ完答してくると思うので。
個人的には、2年連続で文理共通問題がなかったことが気になりました。名大さん、気合入ってるな~(笑)
今後もこの感じになるのかもしれませんが、あまり受験生の皆さんには関係のない話です。
因みに名大数学では…三角関数の加法定理などの…
数学公式集が配られる
んですが…こんなのに頼る必要のある人が解ける問題は出題してくれないですからね、文系でも!(笑)
個人的には毎年これを見るとイライラします…
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君の大学受験が最高の結果になることを祈ってます!